発達障害にブレインジムが好影響…と考える理由

ブレインジム

天の成長を、うまく、楽に、サポートできないものか…

と、いつも考えています。そんななかで出会ったのが、「ブレインジム」です。

天を見ていて、頭と身体がうまくつながっていないような気がする…と、ずっと思っていました。それが、過緊張やぎくしゃくした雰囲気の原因になっているのではないだろうか?

その疑問に、しっくりくる答えを与えてくれたのが、この「ブレインジム」なのです。

ブレインジムは、1970年ごろアメリカの教育現場で生まれた、脳と身体のつながりを活発にするのに効果的な体操です。

くわしくは、神田誠一郎さんの「ブレインジム・発達が気になる人の12の体操」に書かれています。

この本では、勉強や運動、コミュニケーションに困難を抱える、いわゆる発達障害の人たちのどこにどのような問題があるのか、細やかに説明されています。「発達が気になる」人の、過敏で過剰な独特の感覚、そして彼らが持っている原始反射の名残りについて…

 

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原始反射とは、赤ちゃんが成長の過程で見せる無意識の反応のことで、成長とともに見られなくなる性質のものです。けれども、発達障害の子どもにはこの反応が消えてなくならずに、残り続けていることが多いのです。足・首、目などにこの反応が残っていると、身体が安定せず、じっと座ったり、人の話を落ち着いて聞いたりすることが難しくなると考えられています。

原始反射の考え方が理解できると、発達障害の子どもの、超個性的な行動のすべてに納得がいきます。そして、執着が強く、自分からは何も捨てることができない天に、思いをはせてしまいます。赤ちゃんのころの反射すら、捨て去ることができずに中学生になったのか…

この原始反射を統合し、脳の成長を促す身体的な刺激が、「ブレインジム」です。

この本に載っている体操は12あり、どれも今すぐできる、簡単なものばかりです。

たとえば、足を交互に上げて手のひらでひざにタッチする、「クロスクロール」。

指の動きを追いかける目玉の体操「レイジーエイト」。

両手で左右対称の大きな絵を描く「ダブルドゥードゥル」など。

体操そのものはもっとたくさんあるようですが、まずはこの、基本の12をきっちりこなせばじゅうぶん、という気がします。この12で、日常的に必要な動作の範囲はカバーされているからです。

ブレインジムで、わたしがいいな、と思ったことはふたつあります。ひとつめは、なんの準備も、道具もいらないことです。いつでも、どこでも行うことができます。

ふたつめは、身体の右側と左側を均等に使うという点です。発達障害の子どもの身体には、どこかにつまりというか、偏りがあると感じていました。身体の右側と左側を均等に使うということは、右脳と左脳に同時に刺激を与えることになりますから、より脳に効果的、と考えられます。

「ブレインジム」をやってみる

そして、「ブレインジム」を、天と行ってみました。

本だけでは、写真が少なく動きの全体像がつかみづらかったので、YouTubeで探してみると、ありましたありました、実際にブレインジムを行っている動画が。しかもありがたいことに、短編、長編、日本語版、英語版、大人版、子ども版などさまざまなバージョンがアップされています。ぜひお気に入りを探してみてください。

動画を見ながら、やってみることにしました。

わたしたちが参考にしたのが、最もベーシックと思われる、この動画です。

BrainGym

映像があまりきれいでないのが残念ですが、本でも紹介されている、基本の動きのいくつかが簡潔にまとめられていて、しかも短いことが選択の決め手になりました。

最初はのり気でなかった天ですが、簡単ではあるものの、動画をよく見ないとついていけなくなるようで、最後には、画面を真剣に見ながら行っていました。

実際にやってみると、ブレインジムの動きは、びっくりするくらい簡単です。基本は同じ動きのくり返しで、本当にこの体操で効果があるのだろうか?と不安に思うくらいです。

しかし不思議なことに、ラジオ体操よりも簡単な動きでありながら、終わったあとはラジオ体操以上にすっきりした気持ちがします。脳を効果的に刺激できている、としか思えません。これはいける、と思いました。

継続するには条件がある

ただ残念なことに、天はすぐに飽きてしまって、3日ほどでやらなくなりました。ブレインジムに出会った当時小学校6年でしたので、そろそろ親と一緒に「体操」をやるのはむずかしい年齢だったことが大きな原因だったと思います。

効果が見込める体操だと感じていただけに、もう少し早くブレインジムに出会っていれば…と悔やまれます。幼児~小学生低学年くらいまでのお子さんなら、ご両親といっしょに、おもしろがってやるのではないでしょうか。動きに変化がなく楽しさに欠けるだけに、ある程度成長してからでは、「めんどくさい」「気恥ずかしい」気持ちが勝ってしまうように思います。

習慣化するのが理想的でもあるので、幼いころのほうが、習慣をつけやすいとも思います。朝起きたら、とか、ごはんを食べたら、寝る前に、など習慣づけることができれば、長続きでき、効果を実感しやすいのではないでしょうか。

さらにおすすめなのは、集団で行うことです。体操そのものはシンプルで規則的ですから、集団で行うことで、おもしろみが向上すると考えます。兄弟や親戚どうしで、可能なら友だちを集めて、できれば課外活動などで行うと、刺激を与えあいながら、飽きずに続けられるのではないかと思います。

ブレインジムをお考えの方は、以上の点を踏まえて、効果的な環境を整えたうえで今すぐ始められることをおすすめします。

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

 

 

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学習塾を経営しながら、発達障害グレーゾーン中学生の息子・天を絶賛子育て中。 楽しかったり楽しくなかったり、うれしかったりうれしくなかったりする天との毎日を、母の目から率直につづります。