16歳、デュピクセントを打つ③

発達障害グレーゾーンでアトピー重症者の天がデュピクセントを打ちはじめて、約3か月がたちました。天が16歳になりましたので、今回よりタイトルが変わりました。

ありがたいことにデュピクセントは天にはとても効果があり、現在かゆみはほとんどなく、肌はハリを取り戻し、まったくアトピーを感じさせなくなっています。

自己注射にも慣れ、自分で冷蔵庫から出して常温に戻して黙々と打っています。ただ問題は「前回右腹に打ったか左腹に打ったか」を忘れてしまうことだそうです。病院で「交互に打たないと皮膚が硬くなってしまう」と説明を受けており、メモでもしておこうかな…とつぶやいていました。

デュピクセントはきっかり2週間ごとに打つことになっています。

ただ天の実感としては、「効果は10日間」だそうです。10日を過ぎると、からだの中でアトピーが目覚めるような、ざわざわした感覚があるそうです。見た目に特に変わりはありませんので、本人にしかわからない変化だと思いますが、やはり徐々に効果が薄まってくるのですね。

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デュピクセントは顔の赤みは消えにくいのですが、かさついて赤みがあるわけではなく、潤いが戻ってきたところに赤みがあるので、天のような少年の場合、「若々しくて元気」に見えないこともありません。ただ本人には気になることのようで、処方されたプロトピックを塗っています。

かゆみがなくなったことで、天は本当によく眠るようになりました。

部活を終えて学校から帰ると、以前はまず肌をかきむしるところから始まっていましたが、現在は夕食を食べるとすぐに寝入ってしまいます。そのせいか頬もふっくらして、いきいきした雰囲気をまとっています。一年前の、苦しんでいた天からは、想像もできない変化です。

アトピーでお困りの方には、特に若年の方には、デュピクセントをぜひおすすめしたいです。せっかくの青春を、アトピーでふいにするのは本当にもったいない。なんと天には、彼女もできました。親としては、複雑な気持ちではありますが。

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

 

  こちらもどうぞ→16歳、デュピクセントを打つ④

 

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学習塾を経営しながら、発達障害グレーゾーン中学生の息子・天を絶賛子育て中。 楽しかったり楽しくなかったり、うれしかったりうれしくなかったりする天との毎日を、母の目から率直につづります。